こんにちは、ゆうとです。
文章に限った話ではありませんが、準備の重要性を改めて感じたのでシェアしていきます。
今回の記事はこんな人におすすめです。
- 書きたいことがあるけど、どう書いたら良いかわからない。
- 書き始めてみたものの書くのが遅い。
- 書いてはみたが文章にまとまりがない。
- 書き上げたのにうまく伝わっていない。
- 書いては消し書いては消しを繰り返した。
前提として
実用的な文章を効率よく書き上げたい人向けです。
※芸術的な文章を創作したい人向けではないのであしからず。
今回の記事を作成するにあたり、唐木元さんの「新しい文章力の教室」を参考にさせていただきました。
メール、ブログ、SNSをスラスラ書くために読んでおくべき書籍のひとつです。
では本題に入りましょう。
書きたいことを書くには「書く前の準備」が重要!
書きたいことを書くための鉄則として書籍の中で唐木さんは
「いきなり書き始めてはいけない」
書き始める前に、何について書くか決めてから書く。さらには何をどれから、どれくらい書くか見当付けてから書き始める。
と書いています。
僕自身「これについて書きたい」と思うことは多くあったのですが、その中で何をどれから、どのくらい書くか決めたことはなかったのでとても衝撃でした。
いきなり書き始めているから書けない。
要するに「準備不足」。
普段サッカーを子どもたちに指導するときに、あれほど「準備が大切だよ。」と言っているのに自分もできていなかったと痛感しました。
サッカーで良いプレーをするのも、良い文章を書くのも「事前の準備」が重要!
本質は変わらないですね。
「書く前の準備」の大枠がわかったところで深掘りしていきましょう。
「良い文章」を定義する
「書く前の準備」をする上で外せないのが
「良い文章」とは何か定義することです。
「良い文章」とはなんでしょうか?
- わかりやすい
- 読みやすい
- 知りたいことが書かれている
など色々あり、そのどれもが正解なのでしょう。
ただそれらすべてを意識していては文章を書くときに迷いが生まれてしまいます。
そこで目的に応じて1つの方向性を定めることが重要になってきます。
今僕らの目的は「書きたいことを書けるようにすること」です。
その目的を達成するために目標を掲げる必要があり、唐木さんはこう書いています。
特に初心者のうちは、目指すべき状態をはっきり見定め、迷いなく腕を磨いていく必要があります。
この本ではおしまいまで通して、「完読される文章が良い文章」ということに設定します。
文章をうまく書くにはどうしたらいいか悩んでいるのであれば、「完読されるのが良い文章」と決めて腕を磨いていきましょう。
「文章の構造」を理解する
良い文章を書く上で次に欠かせないのが「文章の構造」を知っておくことです。
その「文章の構造」は、事実・ロジック・言葉づかいの3層構造です。
これらはただの文章の要素ではなく、事実をベースにその上にロジックと言葉づかいが積み重なってできているとのことです。
さらに唐木さんは
実用的な文章力をレベルアップしたければ、「事実」「ロジック」「言葉づかい」の順番に積み上げていく思考を、まずは腹の底にたたき込んでください。
と書かれています。
確かに「事実」という前提が間違っていると、いくらうまく文章を書いても読者のため、ひいては自分のためになりませんよね。
「構造的な記述」を身につける
「事実」に基づき「ロジック」を立て「言葉づかい」を用いて完読へ導く。
では実際ロジカルに文章を書くにはどうしたらいいでしょうか?
ここで重要になってくるのが、書き始める前に「テーマ(その文章で何を言うのか、何を言うための文章なのかという目的)」を決めること。
そして、その「テーマ」のために「何を」「どれから」「どのくらい」話すかを決めること。
それから文章を書き始めるのがロジカルな文章を書くために必要なことです。
唐木さんも
書き始めるまえにまず「テーマ」を決める。そののち、「テーマ」のために「何を」「どれから」「どのくらい」話すか決める。
それから書き始めるのが、構造的な記述をする方法だと書いています。
【まとめ】書きたいことを書くために
- いきなり書き始めてはいけない
- 何について書くか、その中で何をどれから、どのくらい書くか決めてから書く
- すべては「書く前の準備」
- 完読されるのが良い文章
- 「文章の構造」を理解する
- 「事実」「ロジック」「言葉づかい」の順に積み上げる
- ロジカルな文章を書くために「構造的な記述」を身につける
書きたいことを書くためにも、この「良い文章を書く方法」を身につけることが第一のステップです。
ですがそれ以上に、まず書きたいことがあるということが素晴らしいという認識をもつことが重要だと僕は考えます。
唐木さんも書籍の中で、「書くことはあとからでも教えられるが、好きになることは教えられない」と言っています。
自分の好きなものを表現するためにも、書きたいことを書けるようになっていきましょう。